9歳の大冒険

私の家には車はありませんでした。 なので自転車で市内周辺をよく父が連れて行ってくれました。特に市の中心から離れた山の方へよく行きました。

 

当時そこには周囲30mくらいのきれいな水の池があって春になるとおたまじゃくしがたくさんいた事を思い出します。

 

食用になる植物も沢山あり、父と母と3人で出かけると必ず、何かを摘んでいました。

ツクシにノビル、ウド、ヨモギ、セリ、特にヨモギで作った餅はさいこうにおいしかったっけ

野いちごもあったりするところでした。

今は我が母校のグラウンドの下になっています・・・

 

9歳の頃、近所の子供ら(自分も子供)に野いちごを食べさせたくて

とある日曜の午後、下は5歳から上は私9歳で全員で6名でその場所に向かいました。

途中、小川で水遊びをしたり、ススキの穂の迷路でかくれんぼをしたり

楽しかったですね~♪

道はよく知っていましたので難なく到着、野いちごをみんなほうばって食べていて

そのみんなの笑顔は今でも忘れません。

帰りも遊びながら帰って、5時ごろ(春の)だったので明るい時間に帰ってきて

楽しい思い出になるはずだったのですが・・・

 

親たちは子供が集団で誘拐されたと大騒ぎ

結局、最年長の私が唆した罪により、母と各家庭を周り謝意しました。

 

一時はシュンとしましたが同行した子供が「また行きたいね」って言ってくれて

また行こうと、まったく懲りない子供でした。